愛谷堰 |
○愛谷堰
愛谷堰は、夏井川のいわき市平(赤井)地区に位置しており、夏井川の取水堰では最も下流にあります。
いわき地方では、田畑に水を引く水路のことを「江筋[えすじ]」と呼びます。愛谷江筋の管理と農村環境整備を行っている水土里ネット愛谷堰(愛谷堰土地改良区)の菅波さんから、愛谷堰や江筋の歴史、愛谷堰で貯められた水が飲み水、農業、工業に使われていることなどについて説明していただきました。
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小川地区 |
○小川地区(小川江筋取水口、小川江筋取水堰、白鳥飛来地、桜の植樹地など)
いわき市小川地区で夏井川から取水している小川江筋は約350年前の江戸時代に造られ、現在も小川地区から四倉地区までの約30kmに渡って水を運んでいます。この江筋に取水するために造られた堰は、川が曲がったところに斜めに配置し、木材を使った階段型の斜め堰で全国的にもめずらしく、堰を下る水の音とともに、先人の知恵のすばらしさを感じることができます。
小川地区の国府田さんや県の遠藤さんから小川江筋の歴史や堰の構造などについて説明して頂きました。また、小川地区の碇川さんから小川地区で取り組むイカダくだりや桜の植樹活動や白鳥の飛来地について紹介していただきました。
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小玉ダム |
○小玉ダム
小玉ダムは、夏井川の支川小玉川のいわき市小川地区に造られた多目的ダムです。小玉ダムを管理している小玉ダム管理事務所の斎藤所長さんから小玉ダムの役割、建設のあゆみなどについて説明して頂きました。小川地区の碇川さんからは、ダム湖の愛称“小玉湖”決定のエピソードについて紹介していただきました。
また、小玉ダムの宮崎さんにダムの内部を案内して頂き、ダムの構造や建設の方法について説明していただきました。
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草野心平記念文学館 |
○草野心平記念文学館
いわきを代表する詩人である草野心平の業績を顕彰しているいわき市立草野心平記念文学館のご協力をいただき、講堂を昼食の場として提供していただきました。ありがとうございました。昼食後は、東日本国際大学の渡辺先生から草野心平の生涯について紹介していただきました。みなさん、熱心に耳を傾けていました。
また、草野心平記念文学館の小野さんから常設展示室を案内していただきました。ユーモアあふれる説明で草野心平の世界を楽しませていただきました。
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好間川 |
○好間川(吊り橋、蛇岸淵[じゃがんぶち]、V字谷)
好間川はいわき市三和町を水源とし、好間地区を流れる夏井川の支川です。移動中のバスの中では、好間地区の井上さんから好間町上好間にある大蛇が住んでいたと言われる蛇岸淵の民話について紙芝居を使って紹介していただきました。
蛇岸淵では、V字谷を眺めながら好間地区の古内さんから好間川流域の地質の特徴やV字谷の成り立ちなどについて説明していただきました。
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新川(白水阿弥陀堂) |
○新川(白水阿弥陀堂)
新川はいわき市内郷を水源とし、平地区を流れる夏井川の支川です。新川が流れる内郷白水町には国宝・国指定史跡である白水阿弥陀堂があります。内郷地区の村上さんから白水阿弥陀堂の歴史について説明していただきました。
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座談会(流域講座) |
●座談会(流域講座)
流域講座では、夏井川流域の治水、水利用、水質をテーマとして、県が説明を行いました。また、参加者の方々には、現地視察で採った川の水を使って水質パックテストを体験していただきました。詳しくは、水循環の基礎資料の第2回流域講座資料(PDF 4,915KB)をご覧下さい。
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座談会(班別会議) |
●座談会(班別会議)
4つの班に分かれ、私たちの生活と夏井川流域の関わりについて、3つの視点「水を利用する」、「水を治める」、「水に触れる」で考えました。それぞれの参加者が意見や感じることを紙に書き込み、地図上に貼っていきました。
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座談会(全体会議) |
●座談会(全体会議)
各班の代表者が、班で話し合った内容をまとめ、全員の前で結果発表を行いました。最後に「夏井川流域の会」呼びかけ人の橋本さんより、川ばた会議の総括がされました。
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